東京寓
J R田端駅からバスで向かう【東京寓】さんへ民泊についてインタビューさせていただきました。
ご協力いただいたスーパーホストのshimonさん、とても明るく気さくな方でした。
実際に物件を見させていただきましたが日本らしさ溢れる和風な物件でしたので
外国人観光客に喜ばれそうだなと印象受けました。
民泊を始めたきっかけ
民泊を知ったきっかけはニュースによる闇民泊についてでした。
これを違法でなくきちんとビジネスにしたら良いんではないかと考えたんです。
それから民泊に興味を持ち、家の活用にできないかなとセミナーに参加し知識をつけていきました。
海外旅行、海外の方とのコミュニケーションが好きでよく行っていたのですが
年齢と共に旅行が辛くなってきたり行き尽くしてしまったので、今度は自分が受け入れ側としてコミュニケーションが取れたら良いなと思い始めました。
エアトリステイを選んだ理由
新宿で行われていた異業種説明会で民泊のブースがあり
そこにエアトリステイが来ていて、それが最初の出会いです。
大変だったこと
申請書の提出です。
本来なら代行業社にお願いできますが、私は自分で全部一からやりたいと思ったので。
表冊子を見てこれなら出来るかなと思い運用を決めたんです。
民泊を始めてよかったこと
良かったことはいっぱいあります。
とにかく外国の方と交流ができる、外国の生活スタイルが見れる、自分の家で受け入れて交流できることが一番良かったです。
他にもご自身の語力で会話ができた時が嬉しかったし、脳に刺激を与えてるので老化防止にもなってます!
唯一の悪かったところは、騒ぎすぎて備品を壊されちゃったことがありました。
でも良かったところの方が大きかったです。
近隣トラブル
全然ないです。何かしたというわけでもなく。
近所付き合いが上手くいってるのと敷地が広いので、
夜もシャッターさえ下ろせばそこまで気にならないし近隣とも離れてるから騒音は気にならないです。
近隣トラブルはホストとして防いでおきたいポイントなので、物件の立地条件は大事です。
ゴミ問題に関しては、きちんとゲストに処分の仕方を伝えているから問題なく、
滞在が長いゲストの場合は自ら協力してゴミ処理を手伝ってます。
部屋づくりでこだわったところ
日本家屋の特徴を出して日本らしさを心掛けています。
軌道にのるまで
今が軌道に乗っているのであれば1ヶ月です。
東京寓はグループやファミリー向けにしているので少人数のゲストは来ないのと、利用者は長期が多いことから安定しています。
一棟まるまる貸しなので物件に合ったターゲットを絞っていたことが今の収益につながっていますね。
ホストとして心がけていること
物件まで駅から遠いので遠い負担をどういった風に還元できるかな?と考え
アメニティーとしてお水とカップ麺を用意しておく、
帰りの際に時間が合えばですが駅まで送迎などをしているんです。
さらに時間に余裕があれば東京駅まで送ってあげたこともあります。
物件から東京駅までは車で40〜50分かかるのでその間で、東京大学や皇居を通り写真撮影させてあげました。
ただターゲットがファミリー、グループなので車に乗り切らないこともあります。
そんな時は娘にも協力してもらい2台で送迎してます。
以前利用された香港のファミリーゲストは
11ヶ月の赤ちゃんが一緒だったんですが、パスポートを見たら滞在中に1歳のお誕生日を迎えることがわかったんです。
そんな小さなゲストへ靴をプレゼントしました。
他にもせっかく利用してもらったんだから何か思い出に残る体験をさせてあげたいと思い、
最新のカラオケ機器を導入しました。
シャイな中国人ゲストの方がいて最初全然歌わなかったから中国の歌を歌ってあげたんです。
それからは一緒に歌を歌ったり最後はそのゲストの方マイクを離さなかったですよ。
中にはカラオケも好まないゲストがいるのでそんな時は鍋を振る舞います。
ゲストへのサービスは滞在中少しでも多くの思い出を、という思いはもちろんですが自身も楽しみながらやってます。
また日本を感じてもらうためにチェックインの際はお着物でお出迎えをします。
徹底したサービスだからこそゲストの方も喜ばれるんだろうなと思います。
民泊を始める前と現在の生活の違い
空き家は手入れも大変だけど今は手入れをやってもらえるから管理面がとても楽になりました。
民泊を行うことで空き家が有効活用され空気の入れ替えも出来るので家にとってもメリットが多いですね。
精神面では色んな外国人と会うことによってワクワク感だったり刺激があるのでとても良い状態です。
民泊は日本のビジネスチャンスになると思う?
なると思います。
だけど中国の方が多いので風評被害を受ける可能性が高いから中国以外のゲストの需要が増えればもっと良いと思います。
東京寓も半分以上が中国人ゲストだからもっと色んな国の方の利用を増やしていきたいです。
働く時間や日数が調整できるので無理なくできるので今後も続けていきます。
今後の目標
売り上げは現状維持でいいです。
語学の勉強してもっときちんとコミニュケーションを取れるようにしたいです。
民泊を始める人へのアドバイス
自身のライフスタイルや条件をしっかり固定してやることが成功の鍵になるのではないでしょうか。
楽しみたい方なら滞在方が良いと思うし、家や部屋が余っているなら副業におすすめです。
今回shimonさんへインタビューさせていただき感じたことは
何よりもホストとして楽しんでいるのが伝わりました。
心から楽しんでおもてなしをすることでゲストの方の満足度へつながっているのだと思いました。
最後に、とても印象に残ったお話です。
ゲストの最終日には必ず番傘を出して集合写真を撮ってあげるようです。
その写真を見せながら「これが私の宝物」とおっしゃってました。